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明恵 夢を生きる 河合隼雄著

自分の夢だけではなく、他の人の夢も面白くとても興味があります。人の好みや趣味などはよほど自分のものと一致しなければ共感することは難しいでしょうが、夢に関しては無意識の共通性から例えどんな夢にせよ自分のもののように感じることも可能なわけです。人の夢について考える作業は、実は自分の夢について考える作業でもあります。

この本は鎌倉時代の名僧が生涯にわたって書き残した夢を元に、その内容の変化と個性化の過程について書かれたものですが、驚かされるのは、明恵自身の夢の解釈の的確さとバランス感覚の良さではないでしょうか。今でこそ夢の中での象徴がどうなどという解釈は普通のことでしょうが、この当時であれば夢の中で良いことがあれば吉夢であり、人物が出てくればそれはその人についての夢であるなど直接的な解釈が当然であって、その中でも明恵はもっと先にある意味を捉えていたことは明恵が夢を大切なものと考えていたからだと思います。


明恵にとっては、現実に行なう修行も夢も同等の価値あるものであり、彼は経典によって知り得たことや彼の行っている行法と夢とは、密接に関連しあっているものとして受けとめていたのである。(P272)


800年ほど前の人物が書き残した夢とその解釈を読む作業は、実は今の自分の夢を眺めなおす作業でもあります。
書評 | コメント(2) | トラックバック(0)
コメント
読まなきゃ。。。
neoさん、こんばんは。

龍の銀貨の夢、興味深いですね。

「明恵、夢に生きる」は昨年購入していながら未読でした。
よい機会に思い出させていただきました^^

最近『パプリカ』(筒井康隆)を読みました。neoさん、ご存知かもしれませんが。

夢をもっと現実と等価に(またはそれに近く)生きられるようになれば、うつ病のようなものの根源も小さくできるのでしょうか…

No title
こんにちは、そらまめさん

返事が遅くなって申し訳ありません。前にも龍が描かれたお金の夢を見た事があるのですが、そのときは銅貨だったんです。銀と銅の違いはちょうどオリンピックですが、なにかあるのかもですね


「明恵、夢に生きる」はとても面白いですが、私は古文の素養がないためか原文のところを読むのに苦労しました(;´д`)

無意識からのブレーキやコントロールを意識できずにがんばってるのは辛い状態なのかなと最近思います。暴れ馬を乗りこなすのは難しいですね。

>最近『パプリカ』(筒井康隆)を読みました。neoさん、ご存知かもしれませんが。

いえ読んではないです。最近のものはなぜか食指が動かないのです>< そらまめさんが読まれてるということは面白そうですね^^ 1Q84なんかも面白いのかな~

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