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自我殺しと変容

2009/12/21 Mon 08:25

自我殺しと変容についてご質問いただきましたが、長くなるのでこちらに書きました。

先の本では自我殺しと変容について、3段階に分けています。第1段階は「人は極度に抑うつ的で、自殺したいと考える。…否定的な自我イメージやアイデンティティが自分だと思い込んでしまう」、第2段階は「患者は、母親元型-あらゆる生命を生み出しそして連れ戻すもの-に取り組むのである。従って死と再生の闘いは、否定的でむさぼるものであると同時に、肯定的で養うものでもある」、第3段階は「母親からの分離には、死と再生の体験そのもの-身体的な誕生の体験に相当する、闇から光の中への出現が含まれる」とあります。(P125-127)

それぞれの段階に対応して分析的な治療過程があります(P128-129)

第1段階

両親に対して持っているコンプレックス(葛藤)を理解し、徐々に解消してゆくことである。重ねて言うが、これは、あなたの力と能力を認めそれによってあなたの肯定的な自我イメージを強化する時期である。

第2段階

治療者との共働が始まり、治療者は母親代理となる。それはまるで、子宮の中に戻ってすべて母親に頼っているかのようである。陽性転移の強さ、治療同盟の強さがこの時期にはとても大切である。

第3段階

治療者からの分離であり、死と再生の体験である。あなたは治療の最後の作業を続け、面接の回数は減ってくる。対立物の結合を意味する、統合された全体性を表すような様々な表現が創り出される。



変容を補助する方法として能動的想像が取り上げられています。


創造的な表現を通じて患者が元型を認識し再構成していくことは、変容過程に必要不可欠であることを私は見出した。(P35)

能動的想像を用いて変容の元型を呼び起し、表現することは、深い治療効果を持つ技法である。(P151)



ざっとですが、このような感じです。変容というのはとても大変で、生涯を通じて考えていかなくてはいけないかなと感じました(≧ω≦)
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コメント
No title
neoさん、こんばんは。
コメントがおそくてほんとうにすいません。

疲れきってしまって、ちょっと難解なことが頭にはいらなくなってしまってました。
キャパシティが狭いので…。

以前の疑問へ詳細にお答えくださりありがとうございます。
変容の過程とはなかなかに難解なものなのですね。
「治癒者」とありますが、これは「賢者」とかとは違う、第三者ということですか?
そうだとすると「治療者は母親代理となる。それはまるで、子宮の中に戻ってすべて母親に頼っているかのようである。」という存在を探すのがまず大変だと思うのですが…。
周りの環境とか協力はもちろん欠かせませんが、強力な母親代わりにも第三者を要するのは条件が厳しい気がします><

これはあくまでひとつの型、ひとつの道しるべで、合わないところもあるけど、自分に合ったやり方を少しずつとりいれながら、やっていくとちょうどいいかもしれませんね…。

ありがとうございました!


No title
こんばんは、すれちなさん。お仕事大変でしょうし、参考になるところがあればで十分ですから、コメントなどはご無理なさらなくても大丈夫ですよ^^

今読むと確かに難解です(笑い) 読んでるときやそれについて考えている時は感じませんでしたが、モードが変わるとややこしいです^^

「内なる子供を癒す」という本にアダルトチルドレンからの回復について書いてるのですが、プロセスとしてはよく似た感じです。ですので、成長や変容は自分に合う方法とタイミングで全く構わないのだと思います。ただ、それには助けてくれる人がいると道案内役になってもらえるでしょうから、やりやすくはなるのかもです。「治療者」というのがその役を務めることになるのでしょう。

「治療者」は「転移」をうまく引き受けてくれるようなお医者さんやカウンセラーだと思いますが、上手く見つかるかは難しそうです。急がず少しずつ前へなのでしょうね^^

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